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ここで言う精度とは「いかに狂いがないか」「積み木の長さ」「大きさがきっちりと作られているか」ということです。
この精度の大切さは、積み木を使ったことがある方はわかると思います。


ただここで留意すべき点は、積み木が木材でできているということ。木は、積木に加工されたからといって死ぬわけではありません。呼吸をつづけています。


呼吸をする…具体的にどういうことかというと、湿度や温度によって長さや形が変化するということです。環境によってはどんなにいい(精度がいい)積み木でも正目と板目を並べると狂いが生じます。


精度が大切なのはわかると思いますが普通の人が気になることはほとんどないと思います。例えば本格的にお城や塔を作りたい、20個積み上げたい、と思う人は精度が大切です。
ここで精度が悪いとどうしても小さな狂いが邪魔をしてまっすぐ積めなかったり崩れたりしてしまうのです。


この精度は何で決まるのでしょうか?
それは材料です。木材の種類です。
前に書いたとおり、木は呼吸をしますし、環境(湿気・温度)によって形が変わります。特に日本でいうと湿気が多いので、おそらくどんな積み木でも必ず伸縮するでしょう。
なので多少の形の変化は不良品というのではなく、仕方のないことなのですただできるだけ伸縮の少ない木で、なおかつしっかり乾燥させてある積み木がいい積み木といえます。


ヒバ・スギ・ヒノキ・カバ・ブナなどといろいろな木材がありますが、木のおもちゃには北欧のブナの木がいいと一般的には言われています。


木のおもちゃは値段が高いものが多いですが、長く使おう、丁寧なつくりのものにしようということで考えれば、狂いを少なくするために数年かけて乾燥させる職人さんを思えば納得のいくものではないでしょうか。



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積み木を考える時に色の他に重要なのが「形」と「量」です。


普通の積み木セットを見ていただけるとわかると思いますがいろんな形が少しずつ入ったものがほとんどです。
四角柱・円柱・三角柱など…。


これで実際に遊んでみるとわかるのですが、同じ形のブロックが数個ずつ、それが何種類も集まったセットということです。
これで何かを作ろうとしても「あとひとつこの形がほしいのに!」ってことが結構あります。そして結局そこから発展できず「おもしろくない」になるのです。


ではどのようなものを買えばいいのでしょうか?
私が提案するのは四角柱(立方体・直方体)が多いものです。
同じ体積の積み木セットがあったとして、購入を迷うことがあれば四角柱がより多いものを選んだほうがいいでしょう。
物を作るうえで一番多く使うのは(積木に限らずですが)四角柱なのです。


立方体は「縦=横=高さ」です。どういう向きに置いても同じに見える。基本となる立体ですね。
次に直方体ですが、この大きさを決めるのも大切です。手持ちの立方体に対しての比率です。
手持ちの立方体の2つ分の長さ、1/2つ分の長さなど、それぞれ立方体を基にした比率で揃えます。


まったく違う形だけど2つ合わせたら同じ形になった(立方体+立方体=2つ分の直方体)とか、足し算の感覚を身につけられますし、関係性の発見も生まれるでしょう。


オプションとして、円柱や三角のものなど、物を作るうえで装飾になる積み木を付け加える感覚でいいと思います。

そして、既存の積み木で満足しきれなくなったらもう1セット追加してあげる。作品の幅も「倍」になるのです。
ここでの説明は一般的な積み木についてのお話です。

一般的…「積み木」って聞いて始めに思い浮かぶような木のおもちゃです。


積み木には2種類あって「色つき」と「色なし(白木)」があります。
初めて買う人は色つきを買う人が多いそうです。やはりカラフルな方が子供も喜ぶということでしょうか。


色については個人での好みもあるので一概に良し悪しはないのですが、初めての積み木はどちらかというと「色なし(白木)」がいいと思います。
その理由は積み上げた結果、すなわち「作品」になった時です。


みなさんも経験があるのではないでしょうか?家なり動物などを作る時、同じ色の積み木で作りたい部分なのに同じ色のブロックが足りなかった。
結果、なんか色がバラバラの作品になってしまった。結局満足できない作品になるわけです。
箱に入っていたり、普通に並べたりするぶんにはカラフルなものの方がきれいかもしれませんが…。


その点、色なし(白木)のものは色の区別がなく統一感があり、色による違和感もなく飽きがこないものです。
そして色がないことによる利点「想像すること」。色がないからこそ生まれるものです。
赤い積み木はあくまでも「赤いもの」です。しかし色がなかったら、赤にも青にも黄色にもなれるわけです。





もちろん色つきの積み木を否定するつもりではないです。積木のセットを何箱も揃えればこの色の問題は解消されると思います。
しかし実際にそれだけの量を用意するとなると金額的にも大変ですし、子供はあるだけの積み木を使うので、その何セットもの積み木を使って大きい作品を作る…そしてまた同じ問題が起こる…。


なんというか悪循環のような気がします。
なので、最初の木のおもちゃ・積み木は色なしのものをオススメします。
積み木…言わずとも知れた定番中の定番の木のおもちゃです。


お子さんのいる家には必ずといっていいほど積み木があります。そこで、この積み木が愛される理由はどこにあるのか考えてみました。
・安全であること
・飽きがこないもの
・違う年齢の子供でも遊べるもの
・遊びが広がること
・壊れないこと
・ルールがないこと
・みんなでも一人でも遊べること  …


積み木の最大の魅力は「ルールがないこと」。マニュアルがないのです。
マニュアルがなくていいこととは何か。


自ら考える力・自由に発想できる力・目的に向かって挑む力・試行錯誤すること・根気・創造性の成長…。
こういうことが、マニュアルがないことで自然に身に付きます。子供のうちはこういう力が芽生える時期なので特に大切ですね。





1~2歳では積み木を並べます。横に並べたり、2・3個縦に並べて崩したりするのもいいです。
2~3歳では高く縦に積んでいきます。大人には簡単でも子供には大変な作業です。途中で崩れないように試行錯誤しながら工夫して、根気や集中力が養われます。


あとはドミノ倒しも同じような力が養われるので、ドミノ倒しもオススメです。
3~4歳はいろいろな形のものを作ります。家や乗り物、飛行機や船…こういう物を作りながら創造性が豊かになります。


4~5歳は立派に一人で遊べるようになるのですが、そろそろ遊び尽きて飽きるようになるかもしれません。そういうときは作品を写真に撮ってあげたり、一緒に付き合ってあげたりするのが良いでしょう。

長く使えるものですし、やはり積み木を含め木のおもちゃは多少値段がしてもいい木材のもので遊ばせてあげたいですね。
キュービックス。これはなかなか文章で説明するのは大変なのですが…。
これを実際に見たときの素直な感想。


1.大人も楽しい
2.子供も楽しい
3.「木のおもちゃ」というか…芸術品


どんな風に説明したらいいのか、ちょっと調べてみました。
「キュービックス」は1969年に作られました。
木のおもちゃの会社・ネフ社で発売されているクラーセン作品の中で一番古いおもちゃであり、それと同時にネフ社の代表作の一つに挙げられるほどの人気のロングセラーの商品だそうです。



第一印象はただの「キュービック」です。つまり立方体。それを分解していくと大小のパーツで10個に分かれます。
この10個のパーツも実によく考えられていて、64個のキュービックから生まれているのです。
クラーセンさんのコメントは「4×4×4=64.64は2乗にも3乗にもなる数字で、二次元にも三次元にも組み合わせられることを意味する」。


普通の積木って横に並べたり縦に並べたりして遊びますよね。
この「キュービックス」は縦・横に積み上げるだけじゃなくて斜めにも積み上げることができるので、積み方が無限大になりました。


実際に分解されたブロックを見て、さらに積み方が無限にある…
大人の方も難しいと思うものかもしれません。
キュービックスは芸術性が高く、積み上げた物を作品・アートとして飾ることができるくらいのものです。


しかし私は、尚のこと小さい時からキュービックスで遊ばせることを提案するのです。
子供は、おもちゃの本来の遊び方、大人の概念を覆すような方法でおもちゃを使い始めます。
キュービックスを実際に子供が触った時、おままごとの道具として、または人形遊びの道具として使ったりするそうです。


大きくなるにつれて創造性が増したら今度はキュービックス本体を積み木として、夢中になっていろいろ組み立てるようになるのではないでしょうか。


これは大人もきっと夢中になると思います。何といっても無限に組み立て方があるのですから。
子供の作品をしばらく飾ってあげてもいいですし、作品を写真に残していって一冊のアルバムにまとめて「写真集」としてもいいかもしれません。



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